結婚式のスピーチを依頼されたら

何度か結婚式のスピーチを依頼されたことがある、経験があるという事ならまだしも、初めてのスピーチとなると、マナーや礼儀、文章の組み立て方など、どんなふうにスピーチ原稿を書けばいいのか悩む方が多いでしょう。

ただスピーチを依頼してくれたという事は、結婚されるカップルがあなたにこそお話をしてほしいと選んでくれたという事ですから、誇らしい事です。
大切な友人、親類、昔から知っている友の結婚式ともなれば、一緒に歩んできた楽しかった出来事などを盛り込みながら、おめでとうという最大の賛美を贈りたいと誰もが悩むでしょう。

遊び心もありながら、その中にしっかりとした印象を残すスピーチとなる様に、お友達などに恥をかかせないように考えていきましょう。

文例などがありますが参考にしながらも自分の言葉で

スピーチの文例などはインターネットにもたくさん載っていますし、スピーチの為の本なども多数あります。
そこから文例を利用するというのもいいのですが、ありきたりな文例ではなく、その中にきちんとオリジナリティを含ませるのがコツです。

まずは自分の言葉でいいので、これまでのエピソード、印象に残った出来事等、箇条書きにしていきます。
これは結婚式にちょっとまずいぞ?と思う文章などは後から削除していけばいいので、とにかく思いつくままに、スピーチする相手の事を考えながら箇条書きにしていきます。

文章の構成は挨拶、自己紹介、エピソード紹介、締めという4部構成

文章の構成は、結婚に対するお祝いの言葉に始まり、新郎または新婦にとって自分がどういう立場なのかという自己紹介、さらにエピソード、そして締めの言葉とつなげていきます。

冒頭は○○君、□□さん、ご結婚おめでとうございます お二人の門出にお招きいただきありがとうございます などからはじまり、次に 新婦の□□さん(若しくは新郎)と同じ小学校、中学校と共に過ごしてまいりました○○と申します 小学校で同じクラスになり中学では同じバスケット部に所属していたこともあり 本当にずっと仲良くさせていただいております・・・・・等エピソードに入ります。

エピソードに関しては自分だから知っていることを周りの方に伝えるという事、また新婦(新郎)がどういう人柄なのかそれがわかるような出来事を伝えられるといいでしょう。
あれもこれもとエピソードをいくつも用意すると収拾のつかない状態となってしまいますので、エピソードは多くても2つ迄と決めておくと文章が書きやすいです。

エピソードを踏まえこういう人なのだという人柄を伝え、それについて自分がどんなふうに感じ、この結婚をどんなに喜んでいるかを伝えられると素敵なスピーチになるでしょう。

締めは結婚式のスピーチという事で、つたない話ではございますが 以上をもちましてお二人へのご結婚のお祝いの言葉とさせていただきます、またお二人の将来が輝かしいモノであることをお祈りし お祝いの言葉とさせていただきますなど、礼儀正しくマナーよく締めるといいでしょう。