気持ちの整理をする
パートナーや両親、子供といった自分の家族がこの世を去るとなると、悲しみは尽きません。
気持ちの整理がなかなかつきませんが、遺品整理などを行うことで心が次第に静まり、亡くなったという事実を少しずつ受け止められるようになります。
遺品の中には、形見として大切にしておきたいものもありますし、まだまだ利用出来そうなものもあるでしょう。
しかし、賃貸物件などに故人が住んでいた場合、遺族はすぐにその物件を明け渡さなければいけません。
気持ちの整理をするために遺品整理を行うことも必要ですが、亡くなった方のその後がしっかりと整理されるように早急に対応しなければいけないことを覚えておきましょう。
業者に依頼する場合
故人の所有物である現金、印鑑、銀行の通帳、株式や骨董品、貴金属などは相続手続きが必要なものも出てくるので、きちんと手順を確認しましょう。
遺品整理を行う業者は、多くが遺品整理専門資格を持っている方、また経験が豊富な方がおこないますので、必要な物、形見となるもの、処分してもいいものなどを経験と知識でスムーズに進めてくれます。
また第三者が行うということで、遺品整理を素早く的確に行うことができるというメリットもありますし、仕分けや回収までをまとめて依頼することもできます。
但し、業者が行うということで費用が掛かりますし、予定していたよりも多くの遺品、また処分品があり追加料金を提示されることもあるので注意しましょう。
➡よい整理業者の見分け方(遺品整理・生前整理・空家整理)@家財整理相談窓口
自分たちで行う場合
故人が普段利用していたものや大切にしていたものを遺族で整理することで、亡くなったことを実感でき、心を整理することにもつながります。
また、業者という第三者が介入しないので、遺品整理についてトラブルが発生しにくいということも大きなメリットです。
ただ、大切な人が亡くなったことを受け入れることが全くできていない遺族が、遺品整理をするということは非常に辛いことですし、品物を見るたびに思い出がよみがえってくる等、なかなか進まないということもありえます。
どうしても自分たちで遺品整理を行いたいという場合には、ある程度時間を置いておける猶予があるのであればおすすめです。
もし可能であれば、生前に家族間で遺品をどう処分するのかという点を話し合っておくと良いでしょう。
特に絵画や骨董品、貴金属などはなかなか普通に処分しづらいということもあるので、事前に買取専門店に査定を依頼して引き取ってもらうという方法もあります。
このように、業者に依頼する場合と自分たちで行う場合のメリット、デメリットをよく理解して、故人の希望をうまく汲み取れるように整理をしていきましょう。