納骨法要のタイミング

葬儀が終わると、遺族の方はひとまずほっとされると思いますが、徐々に悲しみがこみ上げてくるのが普通です。
それまでは葬儀の準備や弔問客の接待などで悲しみを感じている暇がなかったかもしれませんが、一区切りがつくと心にぽっかりと穴が開いたように感じるものです。
そのため、葬儀後すぐに納骨という気分にならないものですね。
つまり、納骨法要は葬儀から時間が経ってから行う事も多いのです。
あるいは、新しくお墓を作る場合は、当然お墓が出来てから納骨ですので少し時間をかける必要も出てくるでしょう。
では、納骨法要の流れとお墓に関して解説していきましょう。

納骨法要の流れ

納骨法要は時期が決まっていませんので、喪主が中心となって日取りを決めます。
もちろん、関係する寺院などに連絡を取り、その日に来てもらえるかどうかを先に確認する事が重要です。
また、家族が遠方に住んでいるのであれば、その家族が列席しやすい日付にする事も大切になるでしょう。
納骨法要の日付が決まったら、関係する列席者に連絡を取るのですが、これは親族や家族が中心であり、一般参列者全てを招待するケースは少ないようです。
ごく親しい友人と親族で納骨法要を行うほうが一般的です。
その他の準備としては、お墓に備えるお花や供え物を用意しますし、線香やろうそくなども買っておく必要があるでしょう。
当然ですが、納骨の際には既に墓石に名前が記されていないといけませんので、石材店に連絡して名前を彫刻してもらうのも忘れないようにしましょう。
そして当日、墓地の掃除と法要を行えば納骨は終わりです。

お墓選び

次に、納骨をする墓地そのものにも注目してみましょう。
既に一族に墓地があり、そのお墓に納骨してよいという事であれば墓石に名前を刻むだけでいいのですが、そうでない場合はお墓を建てる事から始めなければなりません。
どうやったらいいのか途方にくれてしまうかもしれませんが、まずはお墓を建てる霊園を探す事から始める必要があります。
少し調べてみますと例えば石材店では、取り扱い霊園が沢山ありますので気軽に相談してみる事ができるでしょう。
同じ霊園でも公営と民営の二つがあり、それぞれに長所と短所があります。
納骨は急ぐものではありませんので、じっくりと霊園、墓石を決めてお墓を作ってあげるとよいでしょう。
故人を偲び、敬うことを第一に、後悔しないお墓選びをしたいものですね。