弔問とは何か?

弔問とは、訃報を聞いた際に、亡くなった方のご自宅へ伺うことを指し、お伺いをした際に、ご挨拶を行い、必要に応じてお手伝いを行います。
お手伝いが不要な場合は、改めて通夜の際にお伺いする旨を伝えて辞去しましょう。

弔問は基本的に、親族や親しい友人などの場合行うもので、個人との関係がそこまで近しいわけではない場合は、帰って相手側のご迷惑になってしまう恐れがありますので、辞めておく方が良いと言えるでしょう。

また、会社関係者の場合は、余程親しい間柄でない限り、独断で弔問に行くことを避けて、必ず会社側の方針に従いましょう。
親しい間柄の場合も、出来れば弔問に行きたい旨を、会社側に相談をする必要があると言えるでしょう。

弔問でもマナーに気をつけましょう

弔問ではまず、ご遺族の家に伺った際に、玄関先でお悔やみをお伝えします。
故人の死を悼み、遺族をいたわるための言葉ですので、失礼のないように言葉を十分、選んでから発言することが大切です。
何といえば良いかわからないという場合は、一言、「このたびはご愁傷さまでございます」とお伝えしましょう。

挨拶の際には忌み言葉(重ね重ねやたびたびなど、繰り返す言葉は、不幸が重なると考えられているため、こうした繰り返しの言葉や、死ぬ、死、生存などの、死に関して直接的な言葉など)がありますので、絶対に使ってはいけません。

ご挨拶を行ったあと、ご遺族から故人との対面を進めて頂く場合がありますので、その際には、「ありがとうございます、お別れをさせて頂きます」と挨拶をし、ご遺族の誘導に従って、故人にお会いしましょう。

もし対面を避けたいという場合は、「お目にかかるのは辛すぎます」と言い、お断りをしても大丈夫です。
失礼にならないように、言い方には注意をしましょう。

こうした対面に関しては、あくまでご遺族の誘導のもと行われますので、こちらからは申し出をしてはいけません。

弔問を行う際のポイントは?

弔問を行う際には、ダラダラと長居をせず、ご迷惑にならない範囲でいるように心がけましょう。
あまり長時間居座ることが無いように、必要最低限の時間にとどめておきましょう。

また、遠方に居るため弔問に伺うことが出来ないという場合は、弔電という形で、弔問の代わりを行う方法もあります。
弔問の際にもご遺族に失礼が無いように、文面に注意をすることが大切です。
可能であれば、後日葬儀には参加させていただく旨を一緒にお伝えしましょう。

このように、弔問一つとっても様々なマナーなどがありますので、失礼をしてご遺族に不快な思いをさせてしまわないように、注意をする必要があります。
言い方なども気を付けないといけませんので、よく考えて行いましょう。